コスト意識を大切に!ハンズオン後の後始末

こんにちは。kazu です。

私のような初心者の場合、
ハンズオンで実際に手を動かすことは
技術習得のためにはとても有意義な方法です。

が、AWS に関しては「使った分だけコストがかかる」
ということを念頭においておかないと、
えっ!?というような予想外の使用料金を
請求される可能性もあります。

こんなことにならないように、
今回は例題として以前の

AWS AMIバックアップリストア手順

にてハンズオンを実施したときの
後始末について書いてみます。

※ 以下、無料利用枠で収まるものもありますが、
それは無視して考えるものとします。

コスト要因

このハンズオンについて、
利用料金がかかるものをピックアップしてみると、

  • EC2 インスタンス(EBS)
  • AMI
  • スナップショット

が挙げられます。

以下で解説してみます。

EC2 インスタンス(EBS)

このハンズオン後はリストア元、
リストア後で 2 つのインスタンスが存在します。

インスタンス自体は停止していれば
コストは発生しませんが、
ストレージ(EBS)については
インスタンス停止中もコストがかかります。

例えば、汎用 SSD (gp3) の場合、
1 GB 当たりの月額利用料は 0.096 USドル
(日本円で 14.29 円:2022年10月24日現在)
となります。これが落とし穴になりえますね。

また、インスタンスを終了(削除)した場合も
起動時の設定によっては EBS ボリュームが
残ることがありますので、併せて注意が必要です。

これらが後々不要なら、しっかり削除しておきましょう。

AMI

AMI(Amazon Machine Image)とは、
ざっくり説明するとインスタンス起動のための
テンプレートと言えるもの。

今回は EC2 複製のために AMI を作成しました。
このとき、AMI 作成自体にかかる料金は無料ですが、
AMI に紐づくスナップショットに保管料がかかります。
(概算額は以下スナップショットの項で説明)。

不要であれば「登録解除」しましょう。

スナップショット

先ほどの AMI の説明に補足します。
実は AMI には作成時のデータが保存される
スナップショット(EBS → S3)が含まれています。

このスナップショットは AMI を登録解除しても
削除されまずに残ります。

この部分にかかるコストは、
1 ヶ月 1 GB 当たり 0.05US ドル(0.74 円)
となります。

EBS に比べてコストは低くはなりますが、
これも積もり積もれば……となりますので、
不要であれば削除しておきましょう。

賢く使ってコスト削減

今回は AWS(クラウド)の負の側面を
垣間見る感じになりましたが、
その裏には「多大な初期費用が不要」という
大きなメリットがあります。

またコスト面以外でのメリットも
大きなものがありますので、
これらをしっかりと理解すると、
より効率的・コスト最適なインフラ運用が
可能になるでしょう。

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投稿者プロフィール

kazu
kazu
<インフラエンジニア>
■ 以前、運用・保守系業務に携わるもしばらく別畑の仕事に。約8年ぶりに復活。クラウドに関しては初心者。AWS エンジニア目指して奮闘中!
■ 趣味はスキー(インストラクター経験あり)、クルマ(特にスバル車)、ロードバイク、登山とブログ。

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