AWS 初心者が RDS(データベース)を構築してみました! Part.2 構築編

こんにちは、kazu です。

RDS によるデータベース(以下 DB)
構築編のその2です。
いよいよ実際に構築していきます。

その 1(下準備編)はこちら

データベース構築

RDS の大まかな要件は、

  • シングル AZ 構成
  • DB エンジンは Aurora

です。

RDS とは

この期に及んで、ここで解説。

Amazon RDS(Relational Database Service)とは、
リレーショナルデータベース機能を提供するサービス。

通常はサーバを構築し、DB を
インストールして利用しますが、
RDS はマネージドサービスなので、
この作業が不要で、構築後すぐに利用可能です。

データベースエンジンは、

  • MySQL
  • PosgreSQL
  • MariaDB
  • Oracle
  • SQL Server
  • Aurora

から選択できます。

Amazon Aurora とは

Amazon が開発したデータベースエンジンで
MySQL、PosgreSQL と互換性があります。

他の RDS エンジンとはアーキテクチャが
異なっており、より高性能で
拡張性・可用性が高くなるよう設計されています。
その分利用コストは高めです。

事前準備

では作業を始めましょう。
RDS 構築までもうちょっと下準備があります。

サブネットグループ作成

環境構築編で 2 つ作った
プライベートサブネットを含む
サブネットグループを作成します。

今回のようにシングル AZ 構成でも、
2 つ作っておく必要があるようです。

これは設定変更で簡単にマルチ AZ にも
対応できるようにするための設計となっていることが
その理由のようです。

パラメータグループ作成

DB のパラメータ設定をテンプレートとして
登録しておくもの
(MySQL で使用する設定ファイルの代わり)。

デフォルトで用意されたものは変更ができないので、
新たに作成しておくことを推奨されます。

Aurora の場合、DB クラスターパラメータグループ
(DB クラスター内のすべてのインスタンスに適用)と
DB パラメータグループ(単一インスタンスに適用)の
2 種類があります。

RDS 構築

では、いよいよ DB を作っていきます。

AWS コンソールにログイン、RDS メニューを開きます。

「データベースの作成」をクリック。

データベース作成方法は、今回は設定項目を
確認して行きたいので「標準作成」を選択。

エンジンのタイプは「Amazon Aurora」、
エディションは
「Amazon Aurora MySQL 互換エディション」
を選択、以下はデフォルトのまま。

テンプレートは「開発/テスト用」を選択。

DB クラスター識別子は「test-databese-1(任意)」、
任意のパスワードを 2 回入力。

インスタンス設定(性能を決定します)は、
デフォルト設定ですと高スペック&高コストなので、
バースト可能クラスから t2.small を選択。

 

可用性と耐久性は今回シングル AZ 構成ですので
「Aurora レプリカを作成しない」を選択。

接続については、事前準備で作成した
VPC、DB サブネットグループを選択。

VPC セキュリティグループ(ファイアウォール)は、
「既存の選択」をクリックし、事前に作成しておいた
セキュリティグループを選択。

データベース認証はデフォルトの「パスワード認証」。

モニタリングもデフォルトのままで。

追加設定で先に作成しておいたパラメータグループを選択
(画像では DB クラスターパラメータグループを作成し
なかったため、デフォルトを選択しています)。

暗号化~ログのエクスポートはデフォルトのまま。

IAM ロール~削除保護までデフォルトのままとして、
「データベースの作成」をクリック。

数分待てば DB の完成です!

接続・動作確認

動作確認は事前準備にて
パブリックサブネットに設置した EC2 インスタンス
から行います。

EC2 インスタンスに MySQL インストール

EC2 インスタンスに SSH 接続して mysql をインストール。

sudo yum -y install mysql


DB に接続するためのエンドポイントをコピー。

コピーしたエンドポイントを以下コマンドに貼り付けて実行。

mysql -h test-database-1.cluster-c8fltqskoroo.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com -u admin -p

この画面のようになれば接続、動作確認はOKです。

これにて DB 構築は完了です。
おつかれさまでした!

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投稿者プロフィール

kazu
kazu
<インフラエンジニア>
■ 以前、運用・保守系業務に携わるもしばらく別畑の仕事に。約8年ぶりに復活。クラウドに関しては初心者。AWS エンジニア目指して奮闘中!
■ 趣味はスキー(インストラクター経験あり)、クルマ(特にスバル車)、ロードバイク、登山とブログ。

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