AWS EC2 無料利用枠で使用できるWindowsServer2019の日本語化

AWS EC2 無料利用枠で使用できるWindowsServer2019 AMIから作成したインスタンスの日本語化

とらくらのインフラエンジニア、takaiです。
AWS では AWSアカウントを新規作成してから12か月間有効な無料利用枠の範囲内で利用できるAMIがいくつかのOSで準備されています。
対象となるAMIには[無料利用枠の対象]と明示されており、見分けやすくなっています。

該当するAMIイメージを使用してインスタンスタイプに無料枠の表示がある[t2.micro]を選択することでEC2インスタンスが作成でき、月750時間(1台のインスタンスを24時間1か月起動して少し余る位)まで無料で使用できます。

その中で、無料利用枠の対象となる Windows Server 2019 のAMIについては英語版のみで、日本語版のAMIについては無償利用枠の対象外(表示がない)となっています。

日本語版の Windows Server 2019 を無償枠の範囲内で使用したいと考えている方には少々悩ましい問題ではありますが、ひと手間挟むことにより、無料利用枠の対象となる英語版のWindows Server 2019 を日本語化して使用することが可能となります。

Microsoftの製品は基本的に英語版をベースに開発が行われており、そこに各国語のランゲージパックを適用することによって各国向けのローカライズが行われております。

従って、英語版の Windows Server 2019 に日本語のランゲージパックを適用することにより日本語化が可能になります。

①インスタンスの作成

ステップ1:Amazonマシンイメージ(AMI)

[無料利用枠の対象]と明示されている[Microsoft Windows Server 2019 BASE AMI / Microsoft Windows 2019 Datacenter edition. [English]]の[選択]をクリックします。

AMI List

ステップ2:インスタンスタイプの選択

[無料利用枠の対象]と明示されている[t2.micro]を選択し、下部の[確認と作成]をクリック、ステップ4~6は規定値を適用し、ステップ7へ進みます。
※メモリ容量などが Windows Server 2019 の最低要件を下回りますが、インストールおよび実行は可能です。

ステップ7:インスタンス作成の確認

AMI及びインスタンスタイプが選択した内容と相違ないことを確認し、[起動]をクリックします。

キーペアの作成

EC2の利用が初めての場合、キーペアを作成します。
既存のキーペアがある場合は使用するキーを選択して[インスタンスの作成]をクリック。

キーペアを新規に作成する場合は、[新しいキーペアの作成]が選択されていることを確認して、[キーペア名]に任意の名称を入力後、[キーペアのダウンロード]をクリックしてプライベートキーファイルをダウンロードします。
※ダウンロードしたプライベートキーファイルは紛失しないように管理してください。


キーファイルをダウンロードすると、右下の[インスタンスの作成]が押せるようになるのでクリック。

作成ステータス

緑枠で囲まれた[インスタンスは現在作成中です]の中、[次のインスタンスの作成が開始されました]の右側に表示されているインスタンスIDをメモしたうえで、右下の[インスタンスの表示]をクリック。

メモしたインスタンスIDと同じインスタンスの[ステータスチェック]が緑文字で[○✓2/2のチェックに合格しました]になっていることを確認し、左端にある□にチェックを入れます。
※下記図ではインスタンス作成処理中でステータスチェック開始前の状態のため、[-]になっています。

下部に選択したインスタンスの[詳細]が表示されていることを確認し、右上の[アクション▼]をクリック、開いたメニューから[セキュリティ▶]、[Windowsパスワードを取得]を順にクリックします。

Windowsパスワードの取得

選択したWindowsインスタンスのAdministratorアカウントの初期パスワードを取得する為、青枠内に表示されているインスタンス作成時に選択したキーペアのプライベートキーファイルを指定する為、[Browse]をクリックします。

正しいプライベートキーファイルを読み込んだことを確認し、[パスワードを復号化]をクリックします。

指定したプライベートキーファイルが正しければ、プライベートIPアドレスとAdministratorアカウントの初期パスワードが表示されますので、これらの情報を控えて、[閉じる]をクリックします。
※インスタンスへログオン後にOS上からAdministerのパスワードを変更した場合、こちらで表示されるパスワード情報は変更されませんので注意してください。

②インスタンスへの接続

先ほど、パスワードを確認した際に控えた[プライベートIPアドレス]と選択しているインスタンスの[詳細]に表示されている[プライベートIPv4アドレス]が同じことを確認して、[パブリックIPv4アドレス]に記載されているIPアドレスを控えます。

 

手元の端末で[リモートデスクトップ接続]を起動し、[コンピューター]欄に先ほど控えた[パブリックIPV4アドレス]を入力して[接続]をクリックします。

接続先のインスタンスと通信できると資格情報入力の画面が表示されますので、[ユーザー名]に[administrator]、[パスワード]に先ほど控えたパスワードを入力して[OK]をクリックします。

ユーザー認証が問題ない場合、「セキュリティ証明書」の警告が表示されますので、そのまま[はい]をクリックします。

インスタンスへのログイン後、デスクトップ右上に表示されている情報を確認することで、目的のインスタンスに接続されていることを確認します。

③日本語ランゲージパックをインストールします。

[Start]→[Settings]をクリックし、[Windows Settings]を開きます。


[Time & Language]をクリックします。


左ペインより[Language]をクリックします。


右ペイン[+ Add a Language]をクリックします。


[Choose a language to install]のポップアップメニューが開きますので検索窓に[ja]と入力します。

 

下部のリストに[日本語 / Japanese]が出てきますので、選択して下部にある[Next]をクリックします。


[Install language features]が表示されるので、そのまま下部にある[Install]をクリックします。


ポップアップメニューが閉じて、[Language]メニューに戻るとともに、右ペイン[+ Add a Language]の下部に[日本語]が追加され、インストールが進みますので、完了するまでしばらく待ちます。


インストールが完了すると、[Windows display Language]の項目のグレーアウトが外れ、[English(United States)]から[日本語]に変更されます。

④OSの設定を日本語に変更します。

右ペイン下部または右上部にある[Related settings]の[Administrative language settings]をクリックします。

[Region]ウィンドウの[Administrative]タブが開きますので、[Welcome screen and new user accounts]項の[Copy settings…]をクリックします。

[Copy your current settings to:]の下部にある下記2項目のチェックボックスにチェックを入れます。
[Welcome Screen and system accounts]
[New user accounts]

[Current user]の設定と[Welcome screen]及び[New user accounts]の設定が同じになった事を確認して[OK]をクリックします。

[Change Display Language]ウィンドゥが開きますので、[Cancel]をクリックします。
※[Restart now]が選択された状態になっているので注意してください。

[Region]ウィンドウの[Administrative]タブに戻り、[Language for non-Unicode programs]項の[Change system Locate…]をクリックします。

[Region Settings]ウィンドゥが開くので、[Current system Locale:]の設定を[English(United States)]から[Japanese(Japan)]に変更し、[OK]をクリックします。

[Change System Locale]ウィンドゥが開きますので、[Restart now]をクリックします。

サーバーが再起動します。

⑤タイムゾーンの変更

再起動後、再度リモートデスクトップ接続を行い、メニュー等の表示が日本語化されていることを確認します。

タイムゾーンの設定がUTCのままとなっていますので、最後にJSTへ変更を行います。

[スタート]→[設定]を開きます。

[時刻と言語]をクリックします。

左ペインより[日付と時刻]をクリックします。

右ペイン[タイムゾーン]の設定を[(UTC)協定世界時]から[(UTC+09:00)大阪、札幌、東京 ]に変更し左上の[←]をクリックします。

これで、英語版 Windows Server 2019 のAMIから作成したインスタンスの日本語化が完了です。

Windows Server 2016 についてもメニュー構成に一部異なる部分がありますが、同様の作業を行うことで日本語化が可能です。

 

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投稿者プロフィール

takai
takai
<インフラエンジニア>
■ 家電量販店での商品販売や配送、設置、テクニカル対応等の経験と知識を活用し、Windows環境を主としてオンプレミスの端末、サーバー、ネットワーク構築・運用経験豊富なエンジニア。
■ 広く浅くDIY、電子工作、車、カメラ、動画撮影など多岐色々なことに興味を持ち、自宅に簡易な検証環境を構築して日々コンピュータと戯れている逸般人

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