「Auto Recovery」という「自動復旧の機能」

この記事でわかる事

  • Auto Recoveryとは?
  • Auto Recoveryのポイント
  • Auto Recoveryの設定

Auto Recoveryとは?

  • EC2インスタンスをCloud Watchで監視し、問題が起きたら自動的に復旧される設定を施すことができる
  • SNSを使用してメールで管理者へ通知することができる

Auto Recoveryのポイント

ポイント1:

EC2インスタンスにシステム障害が検出された際、障害の発生していないEC2環境から、障害の検出されたインスタンスを自動で再起動させることが可能になります。

ポイント2:

EC2のインスタンスIDやIPアドレス、EBSボリュームの割り当てなどが維持された状態で、EC2インスタンスの再起動を行うので、手動で行う場合より、素早くEC2インスタンスの復旧をさせることが可能になります。

ポイント3:

Auto Recoberyの自動復旧機能は、EC2のインスタンス内で動作しているアプリケーションの障害までは検知することができません。
そのためEC2のインスタンスを構築する際には、基板側の障害にも備えて設定をしておく事が重要となります。

Auto Recoveryの設定

1. AWSコンソールからEC2サービスを表示

AWSコンソールからEC2を選択

2. インスタンス[アクション]-[モニタリングとトラブルシューティング]-[CloudWatchアラームの作成の管理]を選択

アラームのしきい値

3. [アラームを作成]を選択

アラームを作成

4. [アラーム通知]:SNSトピック を選択

SNSトピックを選択

5. [アラームアクション]:復旧 を選択

アラームアクション復旧

6. [アラームのしきい値]を設定

  • [Group samples by]:平均
  • [Type of data to sample]:ステータスチェックの失敗:システム
  • [連続した時間]:1
  • [期間]:1分
  • [アラーム名]:alarm_ec2_recovery

アラームのしきい値

7.「作成」をクリック

作成をクリック

8. 以下のメッセージ 「作成された CloudWatch アラーム: alarm_ec2_recovery」が表示されれば作成完了

完了

まとめ

Auto Recoveryとは、EC2インスタンスのシステムステータスが失敗した際に、EC2インスタンスを自動的に停止/開始を実行するCloudWatchAlarmの機能です。
Auto Recoveryの機能で対応が可能となるのは物理的な障害の自動復旧のみであり、アプリケーションの復旧には別に自動復旧の機能を作成する必要があることに注意してAuto Recoveryを使用する必要があります。

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